昨年の年末から今年の年始にかけて、大成功となったディールはポ
ンド円のヘッド&ショルダー(H&S)形成に向けたショート戦略
でした。そして今、週足のチャートを見てみると、今度はポンドド
ルが変則形ではありますが、H&S形成に向かっているように見え
ます。ポンドドルはここ数日、頭の重い展開が続き、今日も1.95ド
ルの大台を割り込んで推移しており、年初来安値(1/22安値=1.9341)
が近づいて来ました。ここを割り込み、下げ足が加速すれば、1.90
ドル近辺まで値下がりするかもしれません。そうなると、チャート
上は、H&S形成のネックライン割れとなり、1.70ドル目指しとな
る訳です。まあ、テクニカルのみでそうなる訳ではありませんから、
英経済のファンダメンタルズに関しての悲観的な観測が強まる必要
もあるのでしょうが、この下げには期待してみようと思っています。
そして、材料が揃い、徐々に皆さんが意識するようになると、、ロ
シア勢あたりから仕掛け売りが続く事になりますから、要注目です
ね。ポンドは数年に一度は暴落すると云われている通貨ですから、
逆に、ポンド円をロングにしている人は気を付けたほうが良いかも
しれません。
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2008年05月14日
バーナンキFRB議長の講演
先週、ドル円は週初こそ105円台に乗せる場面も見られましたが、
週後半は売りに押され金曜日には102円台へと下落し、1週間の値幅
は2.97円と比較的大きな動きが見られました。米国の景気底打ち、
利下げ局面の終焉がマーケットの話題になりつつあるものの、欧州
圏の景気見通しの悪化からユーロが売られる展開となり、ユーロ円
主導でドル円、クロス円は値を下げた格好となっています。原油価
格も上昇が止まらず、景気への影響が不安視されるようになってい
ます。今週、米英欧では多くの経済指標の発表が予定されています。
また、バーナンキFRB議長の講演などもあり、相場の材料は非常に
多い1週間となります。指標結果やコメントの内容に振れ易い相場
展開が予想されますが、一部ではドル円が再度100円を割り込むと
の声も聞かれ、特に円高方向への相場の動きは速いので注意が必要
です。
週後半は売りに押され金曜日には102円台へと下落し、1週間の値幅
は2.97円と比較的大きな動きが見られました。米国の景気底打ち、
利下げ局面の終焉がマーケットの話題になりつつあるものの、欧州
圏の景気見通しの悪化からユーロが売られる展開となり、ユーロ円
主導でドル円、クロス円は値を下げた格好となっています。原油価
格も上昇が止まらず、景気への影響が不安視されるようになってい
ます。今週、米英欧では多くの経済指標の発表が予定されています。
また、バーナンキFRB議長の講演などもあり、相場の材料は非常に
多い1週間となります。指標結果やコメントの内容に振れ易い相場
展開が予想されますが、一部ではドル円が再度100円を割り込むと
の声も聞かれ、特に円高方向への相場の動きは速いので注意が必要
です。
2008年05月06日
米国債利回り上昇
ご承知の様に、昨今のサブプライム問題により、米国の大手銀行が
次々に巨額の評価損を計上する等、深刻な信用危機が浮上しました。
こうなると、当然、金融株が売られ、これが株式市場全体の地合い
をかなり悪化させたのが、3月中旬で、NYダウは3月10日に年初来
安値を付けています。又、債券市場全体では、国債、地方債、社債
等、信用度の異なる商品が取引されており、信用不安が高まれば、
国債買い・社債売りの動きも見られます。市場でよく言われる「質
への逃避」の動きと云うのは、国債買い・株売りのみでは無く、国
債買い・社債売り等も指しています。この社債が絡んだ、「質への
逃避」の動きにより、米2年国債利回りは3月17日に1.349%まで低下
しました。丁度ドル円が95.75円まで売られたのと同日です。
米政策金利(FF金利)は3月18日のFOMCで0.75%下げられ、2.25%
となった訳ですが、17日の時点では、利下げが完全に織り込まれて
いたとしても、1.349%の2年国債利回りは行き過ぎだと思いませんか?
例えば、2.25%の政策金利の時に2年国債を買い、その1年後に政策金
利が1%に下がったとして、そこから正当化される利回りは2.25%と1%
の間である1.625%程度になる訳です。とすると、1.3%程度の利回り
を正当化する為には、半年後には政策金利が1%程度まで下がり、し
かもそれ以降の1年半もその1%が維持されなければならない事となり、
利下げペースやインフレ見通しを考えても行き過ぎだとの意見が百
出しました。でも、実際に利回りは1.3%台まで一気に低下を見せま
した。これが、安全な資産を求めての「質への逃避」の動きなので
す。しかし翌、3月18日からは、2年国債利回りは上昇に転じ、先週
末には2.46%程度まで戻しています。
この「質への逃避」の米国債買いと、「リスク回避」の円買いは非
常に近い関係にあります。前述のように米国債利回りが此処数年来
の最低を記録した3月17日にドル円は95円台の約13年ぶり安値を記録
した訳ですし、その後、米国債利回り上昇とともに、ドル円もじり
じりと値を戻す展開に移行しました。両者のチャートの動きはかな
り相似していますから、債券利回りが大きく動いた時には、ドル円
も大きく動くと思った方が良いのです。
次々に巨額の評価損を計上する等、深刻な信用危機が浮上しました。
こうなると、当然、金融株が売られ、これが株式市場全体の地合い
をかなり悪化させたのが、3月中旬で、NYダウは3月10日に年初来
安値を付けています。又、債券市場全体では、国債、地方債、社債
等、信用度の異なる商品が取引されており、信用不安が高まれば、
国債買い・社債売りの動きも見られます。市場でよく言われる「質
への逃避」の動きと云うのは、国債買い・株売りのみでは無く、国
債買い・社債売り等も指しています。この社債が絡んだ、「質への
逃避」の動きにより、米2年国債利回りは3月17日に1.349%まで低下
しました。丁度ドル円が95.75円まで売られたのと同日です。
米政策金利(FF金利)は3月18日のFOMCで0.75%下げられ、2.25%
となった訳ですが、17日の時点では、利下げが完全に織り込まれて
いたとしても、1.349%の2年国債利回りは行き過ぎだと思いませんか?
例えば、2.25%の政策金利の時に2年国債を買い、その1年後に政策金
利が1%に下がったとして、そこから正当化される利回りは2.25%と1%
の間である1.625%程度になる訳です。とすると、1.3%程度の利回り
を正当化する為には、半年後には政策金利が1%程度まで下がり、し
かもそれ以降の1年半もその1%が維持されなければならない事となり、
利下げペースやインフレ見通しを考えても行き過ぎだとの意見が百
出しました。でも、実際に利回りは1.3%台まで一気に低下を見せま
した。これが、安全な資産を求めての「質への逃避」の動きなので
す。しかし翌、3月18日からは、2年国債利回りは上昇に転じ、先週
末には2.46%程度まで戻しています。
この「質への逃避」の米国債買いと、「リスク回避」の円買いは非
常に近い関係にあります。前述のように米国債利回りが此処数年来
の最低を記録した3月17日にドル円は95円台の約13年ぶり安値を記録
した訳ですし、その後、米国債利回り上昇とともに、ドル円もじり
じりと値を戻す展開に移行しました。両者のチャートの動きはかな
り相似していますから、債券利回りが大きく動いた時には、ドル円
も大きく動くと思った方が良いのです。
NY原油が史上最高値を更新
NY原油が史上最高値を更新し、一時120.21ドルをつけました。NY原
油が100ドル乗せとなったのが日本の年末年始。そして日本の大型連
休GW中に120ドル台乗せとなるのは、何か因縁めいたものもあるので
しょうか。上昇の背景も需給要因もさることながら、技術的な要因
によって一気に120ドルを突破したということです。
原油高といえば、しばしば注目される加ドル円は堅調に推移し、NY
時間では今日の高値圏である103円台後半となっています。今日の高
値103.88円をブレイクすれば、4/30高値の104.10円も時間の問題で
はないでしょうか。
一方、同じ資源国通貨として取り上げられる豪ドル円やNZドル円は
少し様子が違います。米国経済指標でドル円が上昇した場面では連
れ高したものの、原油高に対しては殆ど目立った反応が見られませ
んでした。これらの通貨ペアはいまや原油高が必ずしも素直に支援
材料とはならなくなっているようです。
なお、原油が史上最高値となった場面で、ドル円が105円割れを窺っ
たり、ユーロドルが強含んだりと、原油高イコールドル売りの反応
が見られたように感じられます。原油高のインパクトが強まってい
る以上、昨夜のように、原油高がドル売りに反応するという場面は
今後もたびたび見られるかもしれません。NY原油が天井を迎えない
限りは。
油が100ドル乗せとなったのが日本の年末年始。そして日本の大型連
休GW中に120ドル台乗せとなるのは、何か因縁めいたものもあるので
しょうか。上昇の背景も需給要因もさることながら、技術的な要因
によって一気に120ドルを突破したということです。
原油高といえば、しばしば注目される加ドル円は堅調に推移し、NY
時間では今日の高値圏である103円台後半となっています。今日の高
値103.88円をブレイクすれば、4/30高値の104.10円も時間の問題で
はないでしょうか。
一方、同じ資源国通貨として取り上げられる豪ドル円やNZドル円は
少し様子が違います。米国経済指標でドル円が上昇した場面では連
れ高したものの、原油高に対しては殆ど目立った反応が見られませ
んでした。これらの通貨ペアはいまや原油高が必ずしも素直に支援
材料とはならなくなっているようです。
なお、原油が史上最高値となった場面で、ドル円が105円割れを窺っ
たり、ユーロドルが強含んだりと、原油高イコールドル売りの反応
が見られたように感じられます。原油高のインパクトが強まってい
る以上、昨夜のように、原油高がドル売りに反応するという場面は
今後もたびたび見られるかもしれません。NY原油が天井を迎えない
限りは。
英中銀金融政策委員会MPCの政策金利発表
8日に英中銀金融政策委員会MPCの政策金利発表が予定されており、
予想は据え置きとなっていますが、英中銀のMPC前に定例で行われる
「影のMPC」が日曜に開催され、そこでは5対4の僅差で据え置き、と
の結果が出たようです。さらに2名の委員からは、さらに0.50%の利
下げが必要、との意見が出た模様です。英国ではまだまだ景気減速
懸念や金融システム混乱への懸念が強く、再び追加利下げ観測が強
まる可能性もきわめて高いと考えられます。今夜の反発が「騙し」
もしくは「戻り売りのチャンス」となるのか・・・。なお、金利発
表までの指標は少なく、7日に発表される英国鉱工業生産、同製造業
生産は前月比-0.1%、同0.0%と、弱めの予想となっています。いずれ
にせよ、弱気の噂が多い中、休日の中でのポンド上昇には惑わされ
ないことが肝要だといえそうです。
予想は据え置きとなっていますが、英中銀のMPC前に定例で行われる
「影のMPC」が日曜に開催され、そこでは5対4の僅差で据え置き、と
の結果が出たようです。さらに2名の委員からは、さらに0.50%の利
下げが必要、との意見が出た模様です。英国ではまだまだ景気減速
懸念や金融システム混乱への懸念が強く、再び追加利下げ観測が強
まる可能性もきわめて高いと考えられます。今夜の反発が「騙し」
もしくは「戻り売りのチャンス」となるのか・・・。なお、金利発
表までの指標は少なく、7日に発表される英国鉱工業生産、同製造業
生産は前月比-0.1%、同0.0%と、弱めの予想となっています。いずれ
にせよ、弱気の噂が多い中、休日の中でのポンド上昇には惑わされ
ないことが肝要だといえそうです。
2008年05月03日
ポンドドル相場の傾向
今の市場は基本的にドル買い材料には反応しますが、ドル売り材料が発表されたしても、予想から大きく悪化しない限りはあまりドル売りが長続きしない、という地合いになっているようです。このままひたすらドル買いが続く、とも思えませんが、少なくともドル売りで立ち向かうのはかなりタイミングがよくないと難しいそうです。
さて、私がおとといぐらいから密かに「いつまで続くかな?」と思っ
ていたものに今週のポンドドル相場の傾向があります。日本時間で
ご覧になっている方には綺麗に見えないかもしれませんが、ロンド
ン時間で区切った日足のチャートを見ると、綺麗に陽線→陰線→陽
線→陰線と一日ごとに交代しており、まるでシマウマの柄のようで
す。このような事象が現れる根拠も思い当たらないので、怖くてこ
れに基づいたトレードはできませんが、実際にお金を張ったディー
ル以外にも、このような「なんでか説明つかないけど面白いな」と
思われるチャートを発見するのもディーラーの一つの楽しみです
さて、私がおとといぐらいから密かに「いつまで続くかな?」と思っ
ていたものに今週のポンドドル相場の傾向があります。日本時間で
ご覧になっている方には綺麗に見えないかもしれませんが、ロンド
ン時間で区切った日足のチャートを見ると、綺麗に陽線→陰線→陽
線→陰線と一日ごとに交代しており、まるでシマウマの柄のようで
す。このような事象が現れる根拠も思い当たらないので、怖くてこ
れに基づいたトレードはできませんが、実際にお金を張ったディー
ル以外にも、このような「なんでか説明つかないけど面白いな」と
思われるチャートを発見するのもディーラーの一つの楽しみです
2008年04月27日
ユーロ建ての銀行間3ヶ月物金利
欧州市場では、ユーロ建ての銀行間3ヶ月物金利が上昇を続けてい
て、過去2ヶ月間で0.46%上昇し、今日の指標金利は4.83%となりま
した。この水準は昨年12月18日以来の高水準で、欧州の銀行間の信
用リスクへの懸念が再び強まっている事が判ります。(ECBの政策
金利4%と整合的なレベルを大幅に上回っています。)
ECB筋から、利上げの可能性の言及があり、これがユーロド
ルの1.60ドル台乗せをもたらした訳ですが、銀行間市場の金利が既
に上昇している現在、ECBが利上げすれば、更なる市場金利上昇が
現出します。この為、欧州の銀行の決算に多大な影響が出るととも
に、益々貸し渋りが強まる事になりますから、利上げは簡単な事で
はないと思われます。
その一方で、欧州のインフレ率は確かにECB発足後の最高水準にあ
り、インフレの番人を自認するECBとしては引き締め気味の政策を
維持すると提唱し続ける事は必須となり、結局、ユーロドルは下が
り辛い状況も続く事でしょう。それに、もしユーロ高無しに、この
原油高、食料品の値上がり状況が続けば、欧州のインフレ率はもっ
と高いものとなっていたはずですから、ECBとしてもユーロ高は痛
し痒しでもある訳です。
今日は、又、ユンケル・LUX首相が口先介入し、ユーロドル、ユー
ロ円ともに一時値下がりする動きが見られましたが、先程から、ユー
ロドルは反発していますし、ユーロ円も164円台半ばまでは値を戻
しました。まあ、ユーロ円はドル円の上値がそれなりに重い事から、
なかなか目に見えた上昇を見せてはくれませんが、逆にドル円が急
落しない限りは大きく値を下げる事も無いでしょうから、ドル円の
動きを注視しながら、ロングポジション・キープで、じっくりと上
昇を待つスタンスを続けようと思っています。
て、過去2ヶ月間で0.46%上昇し、今日の指標金利は4.83%となりま
した。この水準は昨年12月18日以来の高水準で、欧州の銀行間の信
用リスクへの懸念が再び強まっている事が判ります。(ECBの政策
金利4%と整合的なレベルを大幅に上回っています。)
ECB筋から、利上げの可能性の言及があり、これがユーロド
ルの1.60ドル台乗せをもたらした訳ですが、銀行間市場の金利が既
に上昇している現在、ECBが利上げすれば、更なる市場金利上昇が
現出します。この為、欧州の銀行の決算に多大な影響が出るととも
に、益々貸し渋りが強まる事になりますから、利上げは簡単な事で
はないと思われます。
その一方で、欧州のインフレ率は確かにECB発足後の最高水準にあ
り、インフレの番人を自認するECBとしては引き締め気味の政策を
維持すると提唱し続ける事は必須となり、結局、ユーロドルは下が
り辛い状況も続く事でしょう。それに、もしユーロ高無しに、この
原油高、食料品の値上がり状況が続けば、欧州のインフレ率はもっ
と高いものとなっていたはずですから、ECBとしてもユーロ高は痛
し痒しでもある訳です。
今日は、又、ユンケル・LUX首相が口先介入し、ユーロドル、ユー
ロ円ともに一時値下がりする動きが見られましたが、先程から、ユー
ロドルは反発していますし、ユーロ円も164円台半ばまでは値を戻
しました。まあ、ユーロ円はドル円の上値がそれなりに重い事から、
なかなか目に見えた上昇を見せてはくれませんが、逆にドル円が急
落しない限りは大きく値を下げる事も無いでしょうから、ドル円の
動きを注視しながら、ロングポジション・キープで、じっくりと上
昇を待つスタンスを続けようと思っています。
2008年04月19日
最近気になるドルキャリートレード
昨日のドル円の上昇は正直想定外でした。重いと見られていた103.00円
の節目をあっさり上抜け、それより上のストップの買いも巻き込み
ながら、104円台前半へ上伸です。きっかけはシティの決算発表でし
たが、結果云々というよりもとにかくドル買い、しかもドルを買い
急いでいた印象に見えます。これまでドルを売り持ちにしていたプ
レイヤーの買戻しが加速、その中には損失覚悟の買戻しも含まれて
いたのでしょう。市場では相当ドル売りポジションが積み上がり、
今夜まさにその手仕舞いが駆け込みのように行われたようです。
ドル円が上昇したことにより円売りを伴ってクロス円も全面高となっ
ています。決算を受けて株高になっていますので、これは円キャリー
の動きのようです。
ドル円はテクニカル的に、日足チャートで上値を抑えていたシグナ
ルが悉く破られてしまいました。まず、12/27高値114.65円を起点と
するレジスタンスラインが今日、上に破られました。そして一目均
衡表の雲の中に突入し、雲の抵抗としての役割も終えてしまったか
のようです。さらに、12/27高値114..65円から3/17安値95.75円まで
の下落の38.2%戻し102.97円も抜けてしまいました。ドル安の流れ
は終わった!という声もディーリングルームから聞かれています。
来週以降、ドル円はどうなるのか、正直予想しかねる状況ですが、
いずれにせよ今夜のようなパニック的な相場の時は、週末要因の乱
高下もあり、手を出さないのが無難だと思います。休むも相場のと
きかもしれません。ただ、今日の動きがポジション調整のドル買い、
ということであれば、週明けはドル売り。ドル円もじりじり下げて
いくのではないかと予想されます、そもそも、今週は米住宅指標で
は一段と悪化し、フィリー(フィラデルフィア連銀指数)も大幅悪
化となったにもかかわらず、ドル売りが僅少に過ぎなかったのが、
むしろ不思議・不自然な動きだったのではないかと思うのです。米
景気や金融市場に話題が向いて、雇用の減少、景気指標の低下、そ
して金融市場安定化の試練は始まったばかり。そういった話題がい
ずれ蒸し返されれば、再びドル売りが加速すると考えられるのです
が・・・。
ただ、最近気になるのは、ドルキャリー、という言葉が聞かれるよ
うになったことです。円同様、ドルもまたキャリートレードの手段
となってきているのではないかということです。そうなると、米景
気やファンダメンタルズの悪化が、必ずしもドル売りには結びつか
なくなります。ただ、これについては今は「気になる」とだけして
おいて、また改めて考える機会があれば、と思います。
の節目をあっさり上抜け、それより上のストップの買いも巻き込み
ながら、104円台前半へ上伸です。きっかけはシティの決算発表でし
たが、結果云々というよりもとにかくドル買い、しかもドルを買い
急いでいた印象に見えます。これまでドルを売り持ちにしていたプ
レイヤーの買戻しが加速、その中には損失覚悟の買戻しも含まれて
いたのでしょう。市場では相当ドル売りポジションが積み上がり、
今夜まさにその手仕舞いが駆け込みのように行われたようです。
ドル円が上昇したことにより円売りを伴ってクロス円も全面高となっ
ています。決算を受けて株高になっていますので、これは円キャリー
の動きのようです。
ドル円はテクニカル的に、日足チャートで上値を抑えていたシグナ
ルが悉く破られてしまいました。まず、12/27高値114.65円を起点と
するレジスタンスラインが今日、上に破られました。そして一目均
衡表の雲の中に突入し、雲の抵抗としての役割も終えてしまったか
のようです。さらに、12/27高値114..65円から3/17安値95.75円まで
の下落の38.2%戻し102.97円も抜けてしまいました。ドル安の流れ
は終わった!という声もディーリングルームから聞かれています。
来週以降、ドル円はどうなるのか、正直予想しかねる状況ですが、
いずれにせよ今夜のようなパニック的な相場の時は、週末要因の乱
高下もあり、手を出さないのが無難だと思います。休むも相場のと
きかもしれません。ただ、今日の動きがポジション調整のドル買い、
ということであれば、週明けはドル売り。ドル円もじりじり下げて
いくのではないかと予想されます、そもそも、今週は米住宅指標で
は一段と悪化し、フィリー(フィラデルフィア連銀指数)も大幅悪
化となったにもかかわらず、ドル売りが僅少に過ぎなかったのが、
むしろ不思議・不自然な動きだったのではないかと思うのです。米
景気や金融市場に話題が向いて、雇用の減少、景気指標の低下、そ
して金融市場安定化の試練は始まったばかり。そういった話題がい
ずれ蒸し返されれば、再びドル売りが加速すると考えられるのです
が・・・。
ただ、最近気になるのは、ドルキャリー、という言葉が聞かれるよ
うになったことです。円同様、ドルもまたキャリートレードの手段
となってきているのではないかということです。そうなると、米景
気やファンダメンタルズの悪化が、必ずしもドル売りには結びつか
なくなります。ただ、これについては今は「気になる」とだけして
おいて、また改めて考える機会があれば、と思います。
2008年04月13日
英蘭銀行の利下げ
英国の新聞をチェックしていたら、昨日、英蘭銀行が利下げしたに
も関わらず、英国の市中銀行は住宅ローン金利を上げたそうなので
す。住宅ローンの貸し付け額で第2位のネーションワイドは、過去2
週間に2回もローン金利を引き上げたそうで、英蘭銀行の利下げ効
果が無いとか、騒ぎになっているらしいのですが、英20年国債の利
回りは過去2週間で0.1%程上昇しているので、固定金利が上がるの
は当たり前です。長期国債の利回りはインフレ懸念が強まれば上が
ります。足元の政策金利とが下がる事で、将来のインフレ懸念が強
まった為に、この逆の動きが起こった訳です。ただ、その新聞記事
では、世界的に信用不安がモーゲージ金利を押し上げている為とか
書いています。ですから、英国の輿論が、住宅金利を下げる為に英
蘭銀行はもっと利下げすべきとか言い出す可能性はあります。そう
なると、来週もポンド売りが強まるかもしれません。
も関わらず、英国の市中銀行は住宅ローン金利を上げたそうなので
す。住宅ローンの貸し付け額で第2位のネーションワイドは、過去2
週間に2回もローン金利を引き上げたそうで、英蘭銀行の利下げ効
果が無いとか、騒ぎになっているらしいのですが、英20年国債の利
回りは過去2週間で0.1%程上昇しているので、固定金利が上がるの
は当たり前です。長期国債の利回りはインフレ懸念が強まれば上が
ります。足元の政策金利とが下がる事で、将来のインフレ懸念が強
まった為に、この逆の動きが起こった訳です。ただ、その新聞記事
では、世界的に信用不安がモーゲージ金利を押し上げている為とか
書いています。ですから、英国の輿論が、住宅金利を下げる為に英
蘭銀行はもっと利下げすべきとか言い出す可能性はあります。そう
なると、来週もポンド売りが強まるかもしれません。
南アフリカ(ランド)の利上げ決定について
先日、南アフリカが利上げを決定しました。
この国の利上げの発表は、中銀総裁が会見を始め、色々な事を話し
ているなかで利上げ決定のコメントを述べる形式を取っています。
ですので、何時何分に発表というECBやFRBと違って、会見が始まっ
たらずっとニュースに目を向けて無くてはいけないので厄介です。
そして、昨日の利上げで11.5%まで政策金利は上がりました。日本
より11%も高いわけです。しかし、総裁は「インフレ見通しの一段
の悪化」を示唆しました。更に利上げを敢行する可能性もあります。
高金利なので日本の個人投資家は南アの通貨ランドを買ったり、債
券を随分買っていますが、中銀がインフレを抑えられない状況が続
いているのは少々不安です。国家に信用が無くなると、その国の通
貨は通常売られる事となりますので、南ア向け投資をしている方々
はこれから金利が上がったと、喜んでばかりはいられません。特に
情報の入りにくい、日本から遠い国なので、無理せず取引したほう
が良いかもしれません。
この国の利上げの発表は、中銀総裁が会見を始め、色々な事を話し
ているなかで利上げ決定のコメントを述べる形式を取っています。
ですので、何時何分に発表というECBやFRBと違って、会見が始まっ
たらずっとニュースに目を向けて無くてはいけないので厄介です。
そして、昨日の利上げで11.5%まで政策金利は上がりました。日本
より11%も高いわけです。しかし、総裁は「インフレ見通しの一段
の悪化」を示唆しました。更に利上げを敢行する可能性もあります。
高金利なので日本の個人投資家は南アの通貨ランドを買ったり、債
券を随分買っていますが、中銀がインフレを抑えられない状況が続
いているのは少々不安です。国家に信用が無くなると、その国の通
貨は通常売られる事となりますので、南ア向け投資をしている方々
はこれから金利が上がったと、喜んでばかりはいられません。特に
情報の入りにくい、日本から遠い国なので、無理せず取引したほう
が良いかもしれません。


