ご承知の様に、昨今のサブプライム問題により、米国の大手銀行が
次々に巨額の評価損を計上する等、深刻な信用危機が浮上しました。
こうなると、当然、金融株が売られ、これが株式市場全体の地合い
をかなり悪化させたのが、3月中旬で、NYダウは3月10日に年初来
安値を付けています。又、債券市場全体では、国債、地方債、社債
等、信用度の異なる商品が取引されており、信用不安が高まれば、
国債買い・社債売りの動きも見られます。市場でよく言われる「質
への逃避」の動きと云うのは、国債買い・株売りのみでは無く、国
債買い・社債売り等も指しています。この社債が絡んだ、「質への
逃避」の動きにより、米2年国債利回りは3月17日に1.349%まで低下
しました。丁度ドル円が95.75円まで売られたのと同日です。
米政策金利(FF金利)は3月18日のFOMCで0.75%下げられ、2.25%
となった訳ですが、17日の時点では、利下げが完全に織り込まれて
いたとしても、1.349%の2年国債利回りは行き過ぎだと思いませんか?
例えば、2.25%の政策金利の時に2年国債を買い、その1年後に政策金
利が1%に下がったとして、そこから正当化される利回りは2.25%と1%
の間である1.625%程度になる訳です。とすると、1.3%程度の利回り
を正当化する為には、半年後には政策金利が1%程度まで下がり、し
かもそれ以降の1年半もその1%が維持されなければならない事となり、
利下げペースやインフレ見通しを考えても行き過ぎだとの意見が百
出しました。でも、実際に利回りは1.3%台まで一気に低下を見せま
した。これが、安全な資産を求めての「質への逃避」の動きなので
す。しかし翌、3月18日からは、2年国債利回りは上昇に転じ、先週
末には2.46%程度まで戻しています。
この「質への逃避」の米国債買いと、「リスク回避」の円買いは非
常に近い関係にあります。前述のように米国債利回りが此処数年来
の最低を記録した3月17日にドル円は95円台の約13年ぶり安値を記録
した訳ですし、その後、米国債利回り上昇とともに、ドル円もじり
じりと値を戻す展開に移行しました。両者のチャートの動きはかな
り相似していますから、債券利回りが大きく動いた時には、ドル円
も大きく動くと思った方が良いのです。
スポンサードリンク
日給4万円稼ぐトレーダーのポジションは⇒ 人気ランキングへ
スワップ派に人気!! ⇒豪ドル・NZドル
ドル円のスプレッド0銭!お勧めのFX⇒ トウキョウフォレックス
2008年05月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/95822811
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/95822811
この記事へのトラックバック




